国立釜石病院では、土肥院長が編著、国立釜石病院の医局/看護部/事務部・植田医院・はまとクリニックなどの編集協力を得まして、大阪のメディカ出版より「避難所ナーシングノート」-ナースとして被災地で活躍するために-、を発売いたします。
これは、被災地で看護/医療スタッフが被災者・避難者となりながらも、多くの被災者や避難者のケアを行い、活躍した事から、そこでの経験や避難所でおきやすい病態、その対処などを、日常の準備の仕方や、災害の急性期、避難所での環境整備などの状況に合わせて記載したものです。
巻頭には、岩手医科大学の小川 彰学長の推薦の言葉も頂きましたし、釜石医師会・岩手県医師会のご推薦も頂いております。
メディカ出版の「ナーシングノート」シリーズは、一般的に1260円なのですが、今回は、購入しやすいように1050円と低価格です。また、販売による印税は全て被災地の復興などに役立てる予定です。8月26日から全国の書店でお買い求めになれます。医療関係者の方は、職場に備え付けたり、非常持ち出し袋に入れたり、いつも持ち歩くバッグに入れておいても、大災害時には頼もしい味方になること受け合いです。書店で見かけました際には、ぜひ手にとってチェックしていただければ幸いです。
平成23年8月21日
独立行政法人国立病院機構 釜石病院 院長 土肥 守
下記のとおり計画いたしました。
↓↓↓
こちらhttp://www.nhokamaishi.jp/modules/mydownloads/visit.php?cid=0&lid=17
平成23年5月11日「ふれあい看護体験」がありました
↓↓ 写真と内容 ↓↓
http://www.nhokamaishi.jp/modules/mydownloads/visit.php?cid=0&lid=15
看護師さんの表彰がありました〜
↓↓ 写真と内容 ↓↓
http://www.nhokamaishi.jp/modules/mydownloads/visit.php?cid=0&lid=14
釜石医療圏では東日本大震災により、多くの病院が損壊し、
機能を停止し、入院できる病床が大幅に減少しております。
そのため、国立釜石病院では、震災病室を作るなどして
定員を大幅に超える患者さんを受け入れて頑張っております。
しかし、地域の入院事情は簡単には改善しないため、
全ての病棟でオーバーベッドのまま経過しており、
自宅が被災したスタッフも多い中、疲労蓄積や精神的な
負担の増加が心配されています。
そこで、現在、国立釜石病院では、年度末採用予定数を
前倒しして、看護師さんを募集することに致しました。
釜石医療圏の医療を支えたいと思われる看護師さん、
故郷の医療の復興をお手伝いしたいとお考えの看護師さん、
地元でやり甲斐のある仕事をしたいとお考えの看護師さん
ぜひご応募下さい。
現在のところ、募集は、5名です。
募集人員になり次第、締め切ることも考えられますので、
ぜひお急ぎ下さい。
もちろん、常勤でずっと働いてくださるドクターも募集中です。
平成23年4月25日
独立行政法人国立病院機構 釜石病院 院長 土肥 守
現在、東北地方・関東地方の太平洋沿岸では、
大地震とその後の大津波により壊滅的な打撃を受け、
災害救助と避難所と被災者への支援が行われております。
被災地では、津波による住環境・医療環境・介護環境が
すべて破壊されたために生じる、慢性疾患・基礎疾患の悪化や
インフルエンザ・気管支炎・感染性胃腸炎などの蔓延、
家族や家屋・仕事場の喪失による精神的な負担が増え続け、
震災前からすでに不足していた、入院施設を始めとする医療機関や
介護施設・支援施設が絶対的に不足する事態になっております。
地元の医師団も自分の診療所が流出した方であっても、避難所や
仮診療所を拠点に日夜頑張っておりますが、元々少ない医師数を
チームワークで乗り切ってきた地域ですので、このダメージの中
疲労や人員の不足がじわじわと影響してきております。
そこで、現在の被災地にさらに必要な医療は、
必ずしも急性期医療や外傷等の災害医療だけではなく
慢性疾患の急性増悪を診断・治療できる医療力や
カウンセリングも兼ねて患者さんのお話に耳を聞ける
ベテランのドクターの力なのではないかと考えております。
以上のような状況から、年配でも結構です、臨床経験のある
幅の広い経験のあるドクターの応援もお待ちしております。
これから慢性期の医療や訪問診療を経験してみたいと志す
若いドクターでも結構です。
条件としては、ボランティアでなく、しっかりとした勤務や
待遇を考えておりますので、どんどんご応募下さい。
お待ちしております。
平成23年3月24日
独立行政法人国立病院機構 釜石病院 院長
土肥 守