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ボイラー室

ボイラーの仕事はなかなか表には出ませんが、体温(室温)や循環(水道・給湯)を管理していますので、自律神経の様な役割です。
ですから目立ちませんが、患者さん達の療養環境を保つためには欠かせない存在です。
そして逆に、療養環境が整っていて当たり前という前提の上で、一番プレッシャーを受ける職場でもあります。

 ボイラー技士としての熱管理・給水・給湯の安全管理だけではなく、各種機械が不調になった時の原因調査・修理の見積もり・修理・部品の交換まで手がけています。
大都市であれば、業者の修理体制も濃厚ですが、釜石は業者のサービスが受けにくく、かつ非常にコストがかかります。
そこで、応急修理や自分たちで出来る事はやる事が、病院の機能の維持と、支出の軽減につながると考え、全員が奮闘・努力しています。
また、院内の営繕に関しても、企画班に積極的に協力しておりますので、病院の創傷治癒を担っている事になります。

 そして、各スタッフからのボイラーへの要望は、暑い・寒い・お湯が出ないと言った事が基本になると思います。
ボイラーでは、暖房の送汽時間を年々延長し、平成14年度からは冬期間は全部の病棟を24時間暖房にするなどサービス向上に努めています。

 この様に送汽時間は増えていますが、職場の温度を下げない程度に暖房のもとの温水を作る熱交換機の温度を抑えて、重油の消費量がそれほど増えないように工夫もしています。
この様に努力をしていても、苦情がある理由に、暖房期間と冷房期間の切替があります。
どちらも同じ配管や熱交換機(暖房又は冷房)を使っていますので、一方に切り替えた時には他方は使えませんし、切替作業期間中はどちらも使用不能です。
熱管理委員会等で、それらの期間は明確にしていますので、それを周知して頂いて、切替期間中には、あらかじめ天気予報や気温の変化を予測して衣類調節・換気・臨時暖房などで対応して頂ければ助かります。

 また、下水道の開通に伴い水道料金が二倍になるとの事ですので、節水の工夫が、俄然重要になってきました。
これも我々の腕の見せ所で、ボイラーとしても真剣に取り組みたいと考えています。

 この様に、私たちの仕事は機械が相手で、いつ故障するかは「神のみぞ知る」でありますが、一方ではその結果が、患者さんの療養環境の変化に直結します。
そのため、おしかりを受ける事も多いのですが、ご意見はどんどん頂いて、かつこの様な事情を理解してもらい、お互いに協力し合っていきたいと思います。

釜石病院ボイラー室 日向技士長、菅原副技士長、小島技士
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五葉山のシロバナシャクナゲをデザインしたものです。
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